アンブックスに出てくるお花


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アンブックスに出てくるお花の写真集です。
お持ちの写真があったらぜひ紹介して下さい!

出来たらどの本のどのシーンに出てくるのかもコメントしていただけると助かります。
よろしくお願いします。


画像をクリックすると元の大きさの写真が見られます。
ライス・リリー

これはちょっと難儀しました。「赤毛のアン」のおごそかな誓いの後で、アンがマリラに「ダイアナが森の奥のゆりが咲いているところを教えてくれる」と報告するところ。あるいは教室騒動でギルバートの頭で石盤をたたき割った後、アンが森でゆりを摘んで頭に飾っていて授業に遅刻するシーンで「ゆり」が出てきますが、両方とも原書では rice lily となっていて、直訳すると「コメユリ」。なんじゃらほいと思っていたら、「アンの青春」5章で、ポール・アービングがアンに差し出した花束は「アボンリーの子供達が、ライス・リリーと呼んでいる可憐な、小さい野生の蘭」(神山妙子訳)と書かれているじゃーあーりませんかぁ。さっそく現地で買った植物図鑑を探してみたら、どうやら米粒みたいな小さい花を咲かせる蘭が何種類かあるらしい。その一つは「左回りの螺旋状に花を付ける」って、日本のネジバナ(モジズリ)とおんなじじゃん!
アン、こんなのを頭に巻いて立たされたのか?! しかも左巻きだぜ、可哀想すぎる。って、なんか違う気もするが…
写真は日本のネジバナ。2005年6月、新潟市にて
by ましう No.75
セキチク

同じナデシコの仲間でも、こちらは1本の茎に一つだけ花を付けます。和名は石竹。「丘の家のジェーン」で、ジェーンご自慢の花壇を飾った花です。
2005年6月、山梨県甲府市にて
by ましう No.74
アメリカナデシコ

花の下に髭があるのでヒゲナデシコ(髭撫子)とか、ビジョナデシコ(美女撫子)とも呼ばれます。男、女、どっち?
「アンの幸福」最初の一年の章の始めのところで、アンが最初にウインディ・ウイローズを訪れるところに出てきます。
2005年6月、山梨県大月市にて
by ましう No.73
大反魂草

オオハンゴンソウ、落語に出てくるみたいな名前ですね。一般にはハナガサギクとかルドベキアと言います。前に話題になった「黒い目のスーザン brack eyed Susan」がこれです。村岡訳では原書のままゴールデン・グローとなっていました。
「もう一瞬というそのとき、ドレイク嬢が血もこごえるような悲鳴を上げたので、……アンはベンチのわきに生えているゴールデン・グローの繁みの中に万年筆を取り落とし、呆然と、相手を眺めた。」「アンの幸福」三年目の章の始めの方で、双子の子守を押し付けられたアンが百科事典の押し売りにあい、ちょうどその時… というところです。
2005年6月、山梨県甲府市にて
by ましう No.72
マリーゴールド

「アンの愛情」6章で、ペチュニアと一緒に出てきます。村岡訳では「きんせんか」となっています。「キンセンカ(金盞花)」も英語では同じ marigold なのですが、季節が10月なので、これはアフリカン・マリーゴールドかフレンチ・マリーゴールドだと思います。
写真はアフリカン・マリーゴールド。よく花壇で見かけるフレンチ・マリーゴールドより背が高いですが、メキシコ原産でアフリカともおフランスとも関係ありません。
同じモンゴメリの「マリゴールドの魔法」のマリーゴールドは人の名前ですが、こっちはキンセンカだと思います。
2005年10月神代植物公園(東京都調布市)にて
by ましう No.71
ブルーベル

「どんな小棚にもほたるぶくろがさしてあり、炉格子の暗い両隅には燃えるような黄色いけしをもりあげた壺が飾ってあった。」(「アンの青春」17章)
このほたるぶくろは原書では blue bell となっていますから、日本のホタルブクロ(蛍袋)とは違います。
写真左はブルーベルの仲間、イワシャジン。右がホタルブクロ。参考までに。
左2005年10月神代植物園、右2005年6月東京都清瀬市にて。
by ましう No.70
エゾギク

マリラの留守中に、有名な作家モーガン夫人がふいに訪れ、アンをびっくりさせます。花瓶にいけてあったのはピンクと白のエゾギクだけでした。(「アンの青春」20章)。
アスターの名前で知られています。和名は蝦夷菊ですが、北海道に自生しているわけではありません。
赤や紫が多いですが、物語に合わせてピンクの花を探してきました。
2005年9月、東京都武蔵野市にて
by ましう No.69
シオン

「アンの青春」6章の始めのところに出てきます。「秋のきりん草とくすんだ青色のしおんが両側に咲く間を、さんさんと日の光をあびて、道は続いていた。」(神山妙子訳)
和名は紫苑ですね。
2005年10月神代植物公園(東京都調布市)にて
by ましう No.68
ヒース

「アンの愛情」6章でプリシラはヒースは全アメリカ大陸の中で二か所しか生えていない、と言っていますが、実は北米東岸にはスコットランドからの移民が持ち込んで、あちこちで野生化しているそうです。「ジェーン・エア」や「嵐が丘」をはじめとして、英国を舞台にした小説にはよく出てきますので、アンが夢中になったのもわかります。写真はエリカですが、これもヒースの仲間。
2005年10月神代植物園(東京都調布市)にて
by ましう No.67
ティーローズ

クイーン学院を卒業してグリーンゲイブルズに帰ってくるアンのために、マリラがバラをいけておいてくれます(赤毛のアン36章)。村岡訳だと「こうしんばら(庚申薔薇)」と書かれていますが、原書では tea rose。香りの良いバラのことですが、ここではそのティーローズの元になった、中国の原種のバラをお見せします。
2005年10月神代植物公園(東京都調布市)にて
by ましう No.66
黄色のダリヤ

おまたせしましたぁ。これが石の家の結婚式(アンの青春30章)に出てきた黄色のダリヤです。提供者はハリソン夫人。エイブおじさんの大嵐のせいで、その夏はアボンリー中が花不足だったそうですよ。
2005年10月神代植物公園(東京都調布市)にて
by ましう No.65
セージ

「わたくしたちはサルビアのほうが好きですよ」(丘の家のジェーン29章)このサルビアは花壇に植える赤い花のサルビアではなくて、ハーブのセージのことです。同じ仲間なのでよく見ると花は似ています。
2005年10月神代植物公園(東京都調布市)にて
by ましう No.64

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